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日本の就職活動「面接」とは -Vol.2-

就職活動で重要な「面接」には一連の流れがあります。企業の方とお会いする面接当日までに、履歴書などのチェックはもちろん、面接の流れに沿って練習するなど、準備は念入りに行いマスターしておきましょう。

履歴書の書き方

  1. ①写真 履歴書の写真はスーツ着用で、髪の毛が目にかかって暗いイメージにならないようにしましょう。
  2. ②学歴 学歴は中学卒業、高等学校入学、高等学校卒業、大学入学、大学卒業見込みの順に記入し、学校名は省略しないでください。大学については学部や学科、専攻なども記入しましょう。
  3. ③職歴・インターン 入社した会社名も省略せずに、部署名や職種などもすべて記入してください。(アルバイトは記入しない)インターンの場合は、どんな業務をしたかまでも記入します。
  4. ④日本語学習の動機 日本語学習の動機を具体的に記入し、これまでの学習成果についてアピールをしましょう。
  5. ⑤免許・資格 日本の多くの企業が採用の条件や語学力を目安として、日本語能力試験やTOEICの点数を重視していますので、学生時からチャレンジし、取得を目指しましょう。
  6. ⑥専攻 大学時代に特に学習した科目や卒論、ゼミの内容について記入します。理系の方は研究内容について記入すると良いでしょう。
  7. ⑦自己PR 「責任感がある」など抽象的なPRは避け、自分は何ができるかを過去の経験談などそれを証明する具体的なエピソードをまじえて記入しましょう。数字を使うのも効果的です。
  8. ⑧志望動機 一番重視される部分です。なぜこの会社を志望したのか、また、入社したら会社にどんな貢献ができるのか、どんな仕事に携わりたいのかなどを具体的に記入し、自分の強みと志望動機が結びつくと説得力が出ます。

就職活動「面接」の流れ

面接時間の10分前には会場へ到着するようにしましょう。到着後、受付の方の指示に従って行動しましょう。待合室で携帯電話を触るのは厳禁です。マナーを守って、自分の順番を待ちましょう。

入室

  1. ①面接室のドアを2回ノックします。
  2. ②部屋の中から「どうぞ」と言われますので、「失礼します」と言ってドアを開けて入室します。

「どうぞ」という声がなければ、入ってはいけません。
再度ノックをして、必ず応答をもらってから入りましょう。

挨拶

  1. ①入室してから、ドアを静かに閉めた後、振り返って面接官に一礼をします。
  2. ②椅子の横まで進み、立ち止まってから、「(名前)と申します。宜しくお願い致します。」と礼儀正しく挨拶をしましょう。

おじぎは笑顔を心がけ、目線を下げて45度の角度を目安にゆっくりと腰から下げましょう。

着席

  1. ①面接官より「どうぞお座りください。」と言われましたら、「はい、失礼します。」と受け答え、軽く一礼した後、着席します。この時、椅子にはあまり深く座らないように背筋を伸ばして、両手は膝の上で軽く握ります。

面接官より「どうぞお座りください」と言われるまで、失礼にあたるため、着席してはいけません。

面接

余分なおしゃべりはNGです。面接官に聞かれたことに対してだけ、具体的に簡潔に答えましょう。

面接でよく聞かれること
  • あなたが日本に留学した理由  過去の職歴(アルバイト経験など)
  • なぜ日本企業への就職を希望するのか  どうしてこの会社を選んだのか(志望動機)
  • どのような仕事がしたいのか、そして何ができるのか
  • 現地法人への赴任など将来の方針について
  • 大学での専攻、卒業研究の内容・テーマなど専門分野に関すること
  • 日本語、英語、その他の言語はどの程度使いこなせるのか(資格など)
  • 最近起きた大きなニュース、今日の新聞の内容、時事的なことに対しての自分の意見
  • 趣味、学生時代のサークル活動や自己PR
  • 日本人とのコミュニケーション、また日本の労働慣行や習慣にどれぐらい親しんでいるか

終了

  1. ①面接官より面接終了が告げられたら、立ち上がって椅子の横で「ありがとうございました。宜しくお願い致します。」と言って、面接官に一礼します。

最後も重要です。
面接が終わっても、気を抜かずマナーよく退室まで行いましょう。

退室

  1. ①退室の際、ドアを開けた後に振り返り、再度「ありがとうございました。」とお礼を言って静かにドアを閉めます。

その他の面接

企業によって、1次〜2次〜3次面接など面接担当者が上層部の役職者になったり、集団面接などのパターンもあります。

個人面接

担当者面接
実際に働く時にあなたの直属の上司になる可能性が高い方の面接で、業務内容の把握や適正があるかを確認します。
部課長面接
担当者面接で聞いた内容の再確認と、将来的にどうしたいかなどの展望について重視した質問を行います。
取締役面接
今までの面接内容を受け、会社のトップとして、本人の人間性(社風に合っているか)を重視した面接を行います。

集団面接

個人面接よりも3名〜8名と人数が多いため、話す時間が短いのが特徴です。あらかじめ話す内容をまとめ、簡潔に発言しましょう。また、他の人が発言している時の態度や反応も面接官から見られていますので、注意しましょう。

※当サイトに掲載している情報はあくまでも一般的なものであり、個別の状況についてすべて当てはまるとは限りません。
また、面接する各企業によって異なる部分もあり、採用を保証するものでもありませんのでご了承ください。