留学生のための入試
大学や専門学校など大半の教育機関では、下記のような特別選考が行われています。入学するためにはこれらを受験し、入学許可を得ることが必要です。
①日本留学試験
日本の大学などで必要となる日本語力や基礎学力の評価を行うことを目的に実施する試験です。98%の国立大学、60%の公立大学、49%の私立大学がこの試験の成績を利用して留学生の入学を許可しています。
◯日本留学試験利用校
※データは2013年2月現在
- 試 験 日 :
- 年2回(6月・11月)
- 実 施 地 :
- 〈国内〉愛知県、静岡県、東京都、大阪府など
〈国外〉韓国(ソウル及びプサン)、台湾(台北)、香港、タイ(バンコク)、ベトナム(ハノイ及びホーチミン)など
※自国において日本留学試験を受け、その成績を利用して渡日前入学許可を実施する教育機関もあります。 - 出題科目:
- 日本語、理科(物理・化学・生物)、総合科目及び数学
※日本の各大学が指定する受験科目を上記から選択して受験します。
※出題言語は、日本語と英語があり、出願時に選択できます(ただし日本語科目の出題言語は日本語のみ)。 - ◯日本留学試験の詳細
②日本語能力試験
日本語の能力を測定し、認定することを目的に実施される試験です。基本的な日本語をある程度理解できるN5から幅広い場面で使われる日本語を理解することができるN1までのレベルに分かれています。
- 試 験 日 :
- 年2回(7月・12月)
- 実 施 地 :
- 〈国内〉愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、東京都、大阪府など
〈国外〉海外でも多数の地域で実施されています。 - 出題科目:
- 言語知識(文字・語彙(ごい)・文法)、読解、聴解
- ◯日本語能力試験の詳細
③TOEFL
英語を母国語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストで「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定します。大学によっては試験成績の提出を求める場合があります。
◯TOEFLの詳細